21-22第3節 match report

試合結果

リバプール1:1チェルシー
得点者:ハヴェレツ(15分)、サラー(45+5分)

開幕2連勝で迎えたビックマッチ。久しぶりに満員のアンフィールドでのアウェー戦は非常に難しい試合が予想される。昨シーズンアンフィールドでの試合は勝利したが今年は守備の要ファンダイクが復帰しているところが大きな違いになるだろう。
ルカク対ファンダイクは注目ポイントであることは間違い無いだろう。
テンポの早い展開が予想される今節まずはゴールシーンからどうぞ。

ゴールシーン

序盤から攻守の切り替えが早く、試合前の予想通り早いテンポで試合が動き続ける。序盤から両チームゴール前まで行くが決定的な場面が作れない中、チェルシーが先制に成功する。ルカク、リュディガーが中で待つ中CKでサインプレーでボールを中に蹴り込む。ニアに走り込んだのはハヴェレツ!
Embed from Getty Images
頭で合わせファイサードに流し込んだ。昨年の終盤から得点感覚を取り戻しつつあるハヴェレツの技ありのゴールでチェルシーが先制に成功した。
その後前半ATにPKをリヴァプールに獲得され同点に追いつかれた。このPKには様々な意見が出ており、後で触れるが少し仕方ない気がする。
そのまま同点で試合終了。開幕3連勝とはならなかった。

試合総括

この試合の注目ポイントは前半終了間際のジェームズのハンド判定のシーンであろう。
ゴールライン上で守っていたジェームズの元にシュートが飛んできた。そのタイミングでは後ろで手を組んでいたが、足にあたり跳ねたボールが腕付近に来たことで結果的に腕で掻き出したような形になってしまった。
初めは流されていたが、ボールが切れた際にVAR確認が入り、PK+レッドカードの判定となった。
Embed from Getty Images
この判定には多くの意見が出ている。
レッドはやりすぎだ、妥当な判定だ、そもそもノーファールだなど様々である。
ただ、チェルシーサポーターである私でも判定は妥当であったと考えている。
そもそもこのシーンでは判定は2パターンしか存在しない。
①ノーファール
②PK+レッドカード
掘り下げて考えると①の場合、故意ではなく偶然跳ねたボールが手に当たってしまったという見方になる。確かにジェームズの心情としては肩でブロックしに行ったが間に合わず、結果的に腕に触れてしまったという感覚だろう。足でクリアしきれなかった事で少し焦りもあったはずだ。
②の場合、決定機を腕を使用して防いだ悪質なファールといった見方になる。

この2つの見方で考えた時、アウェーで①の判定を下すのはレフェリーもかなり難しいと言えるだろう。最後に腕を振っているのが写っていれば尚更だ。
①の判定を下し試合が荒れ、怪我人が出るような激しい試合になっていたことを考えると②の判定で良かったのかもしれない。
Embed from Getty Images
ただ、結果的に退場の判定で良かったのかもしれないと言えるのはこの試合を引き分けに持ち込めたからであろう。
後半を10人で戦うことになったチェルシーは守備戦術を大きく変更することはなく、単純に前線にかける人数を少なくし、守備に重点を置き決して無理をしない試合運びを徹底した。
Embed from Getty Images
チアゴ・シウバ、クリステンセン、リュディガーを中心に最後まで高い集中力を披露した。

そのような状況の中でも得点には繋がらなかったが幾つかチャンスを作り、見ているこちらももしかしたら勝てるのでは無いかとワクワクするような迫力ある攻撃も見せた。

一人少ない状況であっても最小限のリスクで守り切り、得点の匂いまでさせる今のチェルシーを見ていると、いかに戦術の共有が行き届いており高い次元で体現できているかを感じることができる。
Embed from Getty Images

最後に

開幕の連勝が2で止まってしまったが、リバプール相手に後半10人で守り切れたのは相当自信になっただろう。CLやカップ戦も始まり、この先も強豪との連戦が続くチェルシー。ルカクの加入で出番が確実に減ってくるであろうヴェルナーの活躍にも期待しながら、目の前の一戦を戦い抜いて欲しい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました