21-22第5節 match report

試合結果

トッテナム0:3チェルシー
得点者:チアゴ・シウバ(49分)、カンテ(57分)、リュディガー(90+2分)

ここまで開幕無敗のチェルシー、失点もリバプール戦でのPK1失点のみで非常に安定した試合を披露し続けている。激しい試合になる傾向が強いアウェイのトッテナム戦は怪我に注意しつつも圧勝してほしいところだ。怪我のメンディーに変わりケパが今日はスタメン出場、システムに大きな変更はなくこれまでのいい流れをそのまま持ち込みたいところ。オープンな試合展開が予想されるこの試合、先制点が今まで以上に大きな意味になるだろう。絶対に負けられない相手!まずはゴールシーンからどうぞ。

ゴールシーン

試合開始から、攻守の切り替えが早くレベルの高い試合が展開された。トッテナムはホームでのロンドンダービーということもあり、前線から積極的にプレスをかけチェルシーに理想的な形を作らせない狙いで試合に入った。
前半をスコアレスで終了し迎えた後半、試合の展開を決定付ける貴重な先制点をチェルシーが奪うことに成功する。
チアゴ・シウバからのロングボールを左サイドでアロンソがダイレクトシュート。惜しくもキーパーに弾かれたが、このシュートで得たCKをアロンソ自ら蹴り、中に走り込んでいたチアゴ・シウバに合わせる。DFに寄せられていたため、助走の勢いはなく垂直跳びのようなジャンプでのヘディングであったが、体幹や首の強さを活かした素晴らしいヘディングでゴールに叩き込んだ。
Embed from Getty Images
後半開始直後の49分に貴重な先制点を記録した。難しい試合の中理想的な時間帯にセットプレーで得点できたこのゴールは試合位展開を左右させるには十分なゴールだ。

先制後チェルシーペースで試合が進む中、追加点を先制から僅か7分後に記録する。
高い位置でコバチッチ、リュディガーが2人でプレスをかけロチェルソからボールを奪い取ると、そのままカンテにパス。バイタルエリアから勢いよく放ったミドルシュートは相手DFの足にあたりコースが変わったことでキーパーの逆をつく形となり、そのままゴールに吸い込まれた。
Embed from Getty Images
ラッキーな得点ではあったが、素早くコンパクトに攻守を切り替えボールを奪ったことで生まれたゴールであった。

更に後半ATにダメ押しの3点目を記録する。
CKにこぼれ球をアスピリクエタ→ヴェルナーとつなぎ、ヴェルナーが右サイドからマイナスにグラウンダーのクロスを入れる。クロスに反応したのはスペースを見つけ動いていたリュディガー。そのままグラウンダーのクロスをダイレクトで蹴り込み、ゴールを奪った。下がりながらのシュートであったがうまく合わせることができ、調子の良さをうかがえる。
Embed from Getty Images

試合総括

「チアゴ・シウバの予知能力」「決定力」をこの試合では注目したい。

①チアゴ・シウバの予知能力

昨シーズンチェルシーに加入したチアゴ・シウバ。誰もが知っているワールドクラスのCBではあるが、年齢的なこともあり獲得発表時は少し獲得に否定的な意見もあった。
私自身、メンタル的な支柱としての獲得かと思っており、プレー面では大きな期待はしていなかった。しかし、全試合フル出場は難しいものの出場した試合では確実に結果を残している。
結果的に今のチェルシーにはなくてはならない存在となっている。
今節では得点も挙げているが守備面に注目したい。
周りの選手への声がけも絶えず行い、両横とのラインコントロールも完璧にこなしている上、
相手にチャンスを与えてしまうのかと思うシーンで必ずと言っていいほど、顔を出し決定的なシーンを作らせていない。実際に前半7分に孫興民と1対1になった場面でも、非常に落ち着きなが対応し、孫の得意なカットインをさせなかった。
数々の修羅場をくぐり抜けてきたこのブラジル人DFの持ち合わせている危機管理能力のおかげで、大きなピンチを迎えることなく試合を終えることができたのであろう。足は決して早くないが、この予知能力で先回りすることで相手の前線を押さえ込んでいる。
また、時にはロングボールや縦に早いパスなど、攻撃のスイッチを入れる役割も担っているチアゴ・シウバには怪我には気をつけて活躍し続けてほしい。

②決定力

結果的に3得点無失点の快勝を収めたチェルシー。これまでの試合や、数字だけを見ると決定力はあるように感じるが果たして一概にそう言えるのだろうか。
確かに今節CKから決めたチアゴ・シウバや前節2ゴールのルカクなど、貴重な得点を確実に決めている選手はいるものの、決定機を決めることができないシーンも多くあった。
今節に注目して例を挙げるなら、14分にあったビックチャンスの場面である。
マウントが抜け出した場面で、ルカクからのパスがわずかにズレたことで、マウントのシュートはミートせず、決めることができなかった。
Embed from Getty Images
前半の早い時間でのチャンスということもあり、確実に決めたかった場面ではある。
更に、30分のハヴェレツ、52分のアロンソ、78分,80分,90分と得点シーン以外にも決定的なシーンを沢山作ったがどれもゴールにつなげることはできなかった。
Embed from Getty Images
シュート20本(枠内10)も打っていて、3得点しか挙げられていないのは本当に決定力があるとは言えないのではないだろうか。
気になる点が2点ある。まずはハヴェレツの窮屈さだ。そこまで難易度の高いパスでなくてもトラップをミスし、結果的にいい体勢でシュートを打てなかったり、味方へのパスがズレたりと何かと味方との連携面でミスをし、伸び伸びとプレーできていない印象だ。
まだ2年目でリーグのスピード感や、当たりの強さに苦しんでいる部分はあるのかもしれないが、力を一番発揮できるポジションが今のポジションでない可能性も考え得る。
Embed from Getty Images
他のポジションを試すなども視野に入れ、そろそろ復活のきっかけがほしいところだ。
ヴェルナーと共に移籍前ほどの活躍を見せることができず苦しんでいるドイツの若武者の完全復活に期待したい。

もう一点はルカクのパス能力だ。
加入直後ということもあり、連携面が成熟していない前提ではあるがあまりにも受け手の想いを考えていなさすぎる印象だ。
元々パス能力の高い選手ではないが、ルカクとのパスのズレが原因で決定機を3本今節だけで逃している。
Embed from Getty Images
次節のシティやCLで対戦する相手など、強豪との試合になればなるほど決定機は少なくなる。今節のようにパスミスが原因で決定機を逃すような場面は限りなくゼロに近付けないと今後難しい試合は増えてしまうだろう。
連携面での向上も勿論だが、パス能力の向上も期待したいところである。

最後に

ミッドウィークにリーグカップ、週末にマンcとのリーグ戦といよいよ過密日程が始まりそうになっているチェルシー。例年になく開幕ダッシュに成功したこの調子を維持し、怪我人だけは出さないよううまくローテーションしながら勝ち点を積み上げていってほしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました