21-22第9節 match report - Chelseaニュース情報局

試合総括

公式戦連敗を喫した後、3連勝中のチェルシー。今節は最下位のノリッジをホームに迎えた一戦。
チャンピオンズリーグで負傷したルカク、ヴェルナーに代わり最前線にハヴェレツが先発出場。

高い位置からプレスをかけ続け、戦前の予想通りチェルシーペースで試合が進む。
そんな中チェルシーは早い時間帯での先制に成功する。前半の7分、ハドソン＝オドイのクロスのこぼれ球を拾ったジョルジーニョがマウントにパス。受けたマウントがそのままダイレクトでペナルティーエリア外からミドルシュートを突き刺した。DFの股を抜き、サイドネットに突き刺す見事なミドルシュートを披露した。マウントはその後もサイドや中央で質の高いプレーを披露し85分にPK、91分にロフタスチークの横パスを無人のゴールにシュートを決め、ハットトリックを記録した。
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ユーロの影響もあり、コンディションが昨年ほど整っておらず苦しい時間を過ごしていたマウントだったが、コンディションが整いつつあるこのタイミングでのハットトリックは非常に大きい意味を成すだろう。
ハドソン＝オドイ、リース・ジェームズも得点を記録し、前半のうちに3-0と勝負をつけたチェルシーは後半は危なげなく選手のローテーションを行うことにも成功した。

後半は最近好調のチルウェルの今季3得点目や相手のOGなどもあり、終わってみれば7-0の大勝を収め、最下位のノリッジに力の差を見せつけたゲームとなった。

イングランド人大爆発

今節は4人のイングランド人がゴールを記録した。これはクラブ史上初めてのことで、イングランドのビッククラブであるチェルシーにとって大きな意味を成している。
近年PLのビッククラブは国外から有望な選手を獲得し、イングランド人選手はホームグローン枠を埋めるために数人確保しているという傾向が強い。チェルシーもスタメンにイングランド人がいない試合というのは数年前までよくあったことだ。
開幕しばらくはマルコス・アロンソにスタメンの座を奪われ、ベンチを温める日々が続いたチルウェルだったが好調をキープしているようで今日もゴールを記録した。
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本日のゴールで出場した試合での連続ゴールの記録を4試合(今シーズン:3)に伸ばし、エデンアザール以来となる偉大なる記録を樹立させた。
更にリースジェームズも持ち前のシュートセンスを存分に発揮し、得点を記録した。両WBが得点を記録したことから、5バックを用いたトゥヘルの戦術がチームに浸透し機能していることが伺える。
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そしてなんといってもハドソン＝オドイの今季初ゴールには心が揺さぶられたことだろう。
バイエルンミュンヘンへの移籍を断り、チェルシー残留を決断してくれた過去を持つハドソン＝オドイはまだ20歳という若さだが、怪我に悩まされ思うような活躍を長くできていなかった。
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トゥヘル就任後WBでの起用もあり、プレー時間を増やしてきていた。そんな中、本来のポジションで伸び伸びとプレーしゴールをあげた今節はまさに待ち望んだ瞬間であっただろう。
ロフタス＝チーク、バークリーも途中出場を果たし、チークはアシストを記録した。

ユース出身組の活躍は悲願のPL制覇には欠かせない材料となっており、怪我には気をつけて活躍の幅を広げて欲しいものだ。

ジエシュの不調

70分にハドソン＝オドイと交代する形で、5試合ぶりのPLとなったジエシュ。昨シーズン不調のシーズンを過ごし、今年が勝負の年になっているジエシュだが一向に調子が上向かないのが現状だ。
今シーズン始めのUEFAスーパーカップで肩を負傷したジエシュは開幕出遅れとなり、最悪のシーズンスタートとなってしまった。その後第2節アーセナル戦で途中出場で復帰するも、スタメンを勝ち取るまでには至っていない。
左利き独特のインスイングでのシュートや精度の高いクロスなど素晴らしい武器を持ってはいるものの、周りとの連携面で苦労を感じているように見て取れる。
今節は投入の段階で大勝かつ、相手の人数も少なかったので調子が上向いていない選手の調整という意味ではまたとない環境が整っていたはずだ。
しかし、ボックス付近での簡単なパスミスや合わないクロス供給など良い印象を残すことはできなかった。周りとの連携、ゲームのスピード、フィジカル面など全てがジエシュのテンポと噛み合ってない印象すら抱いている。
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アヤックス時代の調子を取り戻すことができていない原因が何なのかを早く突き止めて、改善を図らないとスタメンどころかベンチにも居場所がなくなってしまうだろう。
自信を取り戻し、以前の輝きを取り戻して欲しいものだ。