21-22第7節 match report - Chelseaニュース情報局

チェルシー 3：1 サウサンプトン
得点者:チャロバ(9分)、ウォード=プラウズ(61分)、ヴェルナー(84分)、チルウェル(89分)

公式戦連敗中のチェルシー、代表ウィーク前に勝利を収めいい雰囲気で中断期間を迎えたいところ。
相手に向かえるは今シーズン未だ未勝利のサウサンプトン。
前節からスタメンに変更が見られるチェルシーはロフタスチーク、チルウェル、オドイがスタメン出場。大きくメンバーを変更しての試合となった。

試合経過

予想と少し異なり試合開始直後から前に出てくるサウサンプトン。ファーストチャンスを得るなど積極的な動きが見られた。チェルシーは勢いに呑まれることなく、今季好調な守備陣が丁寧に対応し先制点を与えない。前半8分、チャロバーがFWのプレスを巧みに3枚剥がし、ロフタスチークを経由し、右サイドに展開。アスピリクエタが入れたクロスは相手DFに当たりCKとなった。このCKをニアでロフタスチークが逸らし、ファーサイドで余っていたチャロバーが押し込み先制に成功する。チャロバーは開幕戦以来の今季2点目を記録した。
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直近2試合は無得点に終わっていたチェルシーにとって大きな先制点となった。
その後、前半の30分、40分と2度ゴールネットを揺らしたがオフサイドとVARチェックでファール判定となり前半は1-0で終了した。
序盤からコバチッチが中盤を支配し、今までで一番いいのではないかというプレーを披露していた。

早い時間帯で2点目が欲しいチェルシーは後半開始直後から前線にボールを供給するが、中々チャンスを作れない。一方サウサンプトンはショートカウンタでゴール前にボールを運ぼうと試みる。
59分サウサンプトンは狙い通りのショートカウンターから右サイドに展開し、PKを獲得する。
このPKをウォード=プラウズにきっちりと決められて同点に追いつかれてしまう。

その後攻撃に転じる必要があるチェルシーはオドイに変えスイッチを入れることができるマウント、疲労の見えてきたコバチッチに変えてジョルジーニョを投入し攻撃の活性化を図る。
ジョルジーニョを投入した直後の73分、この試合を決定付ける大きな判定が下る。メンディーからジョルジーニョへのパスが少しズレたのを見ると、ジョルジーニョへ向かってウォード=プラウズが激しいタックルを見舞った。このタックルがVARの結果一発レッドとなりサウサンプトンは10人となってしまった。あわや大怪我という非常に危険なプレーであった。
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今のチェルシーをプレイメーカーを失った一人少ないサウサンプトンが止めれる訳はなく、今日一度ゴールが取り消しになったヴェルナー、PKを与えてしまったチルウェルが立て続けにゴールを奪い、3-1で勝利を収めた。
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公式戦連敗中、来週は代表戦での中断と今日の試合はいつも以上に勝利が求められていた。
相手の退場が影響したとはいえ、勝利できたことは大きな意味を持つ。

好調な中盤

先発で出場していた、コバチッチ、ロフタスチークはどちらも高いレベルでのプレーを披露した。
コバチッチは今シーズン1番のパフォーマンスであった。ドリブルのキレ、サイドへの展開力もだがいつも以上に前線へのパスが光っていた。アシストは付かなかったものの、ルカク、ヴェルナーに早いパスを的確なタイミングで出しており更に高いレベルでプレーできることを示すこととなった。
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ロフタスチークは持ち味の力強いドリブルや、ターンで相手を交わす技術を存分に披露しコンディションが上向きであることを示した。ゴールに直結する動きや、シュートなどがもう少し増えてくると怪我前の状態に近づくことができるだろう。
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途中交代で投入されたジョルジーニョは目立ったプレーはなかったものの、いつも通りの安定したプレーを見せており相変わらず好調そうだ。
マウントは怪我からの復帰戦であったが、早速いつも通り攻撃のリズムを作るプレーを見せ欠かせない存在であることを再認識させた。トラップの質、シュート体勢までの速さ、サイドに流れた際の突破力など、どれをとっても力不足を感じることはなく3点目に繋がる突破からのクロスは流石といった印象であった。
バークリーも目立ったミスもなく落ち着いてプレーできていた上に、貴重な2点目の起点となったサイドへの展開など決定的な仕事も見せており、調子の良さが伺える。

中盤で激しい攻防が繰り広げらるプレミアリーグ、今後チェルシーが勝利を収め続けるためのポイントはこの中盤の選手たちの好調をキープすることなのかもしれない。

ヴェルナー今季PL初得点

昨年よりもサイドでの起用が増えているヴェルナーはチャンスメイクや、囮の動きなど移籍直後とは少し違った役割を求められる機会も増えている。
ただ、本人はゴールが欲しいだろうし、サポータも彼にはゴールを決めて欲しい。
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ルカクが来た今、昨年よりも得点の機会が減るかもしれないが移籍前の感覚と自信を取り戻すことができれば、ルカクとの2トップシステムなど選択肢は広がる。
そんな昨シーズンのスランプから、完全には抜け出すことができていないヴェルナーが今季初得点を記録したのは直近の試合で得点力不足が挙げられていたチェルシーにとっては明るい材料であろう。

自信を取り戻し、ライプツィヒでの活躍をチェルシーでも見せることができるだろうか。