FAcup 準決勝

FAcup

チェルシー 1:0 マンチェスター・シティ
得点者:ジエフ(54分)

昨シーズン決勝で敗れ、多くの選手が涙を流した姿が記憶に新しいFAcup。
この大会はイングランドの中で最も歴史のある大会である。
来季のヨーロッパコンペティションの出場権がまだ何も確定していないチェルシーとしてはぜひ取りたいタイトルである。
最近はハヴァーツ、プリシックが前線先発の機会が多かったが、この試合はヴェルナー、ジエフが先発出場。
その他は変わらず、FAcupということでケパが出場。控えもカバジェロということで、メンディーは休暇のようだ。
少しリーグ戦での順位は差が開いてしまっている両チームだが、1発勝負の舞台ではどうなるのか。それでは決勝に導いたゴールシーンからどうぞ。

ゴールシーン

前半は両チーム共に敵陣ゴール前でプレーする時間は多くなく、中盤でのボールの奪い合い、早い攻守の切り替えと、DFが売りの両チームらしい締まった試合展開であった。
そんな中、後半開始すぐの54分に待望の先制点が生まれる。
左サイドでマウントがボールを受け、絶妙なタイミングで前線にパス。同サイドにいたヴェルナーがラインブレイクし、ペナルティーエリアに向かって快速を飛ばす。DFを振り切ったところで、グラウンダーのクロスを合わせ、中に入っていたジエフが合わせてチェルシー先制!!!
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1点差の試合になりそうな守備の堅い試合での貴重な先制点となった。
前半も同じような形でオフサイドになったのでこの形は狙い通りの形であっただろう。

 

試合総括

まず、決勝進出を心から祝いたい。
若手が多かったため、初めてメジャータイトルを獲得できるチャンスの選手が何人もいた中、決勝で敗れた昨シーズンのFAcup。あの決勝戦に出場していた選手が今年も決勝までたどり着き、再びタイトルを獲得できるチャンスに巡り合えた。おめでとう、あと一歩だ!試合終了を迎えた瞬間にその様な思いになった。

試合内容としては両チームとも、ポジェッションを高め守備の部分から試合をコントロールする試合展開を好むため、どうしてもオープンな試合にはならなかった。
カンテとフェルナンジーニョのどちらを先に剥がし、前に素早く展開できるかが勝利の鍵になっていた。
ジョルジーニョ、カンテ、マウントで構成した中盤3枚は相手の中盤に的を絞らせずに効果的なパスを回し、ボールを散らすことができていた。
最前線までなかなかボールが渡らない展開の中、ワンチャンスをものにし見事勝利を呼び込んだ攻撃陣も素晴らしいが、この試合では守備が輝いていた。
基本的に、ジェームズはそこまで高い位置をとらず、アスピリクエタのカバーも担当する時間を普段より多く作り、アスピリクエタは球際に素早く寄せボールホルダーに自由なプレーさせない守備を意識していた。
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逆サイドでは、チルウェルのカバーをリュデイガーとジョルジーニョが行い、まず裏を取らせないようなディフェンスを行っていた。
ボールホルダーには素早く強く行きつつ、周りが裏の警戒を行う。この組み合わせが完璧に機能し、マンチェスターシティーに決定的な場面をほとんど作らせることはなかった。
後半に腰痛で退いたチアゴ・シウバの容体は気になるが、怪我人がでた事意外は完璧なDF陣の仕事ぶりであった。

ケパも久しぶりの試合であったが大きなミスをすることなく、試合を終えることができたのも良かったと感じている。
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最後に

次はFAcup決勝戦、レスターとサウサンプトンの勝者と対戦する。
2017-2018シーズン以来の優勝を目指し、あと一試合頑張って欲しいものだ。
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エイブラハムはいつ出るのかな。。。

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