第33節match report

Premier League

ウェストハムユナイテッド 0:1 チェルシー
得点者:ヴェルナー(43分)

前節引き分けたことでより一段と来年のCL出場権争いが熾烈になっている状況でのアウェーでのウェストハム戦。勝ち点で並んでいる4,5位の直接対決だけに何としても勝利を収めたいチェルシー。アスピリクエタがCBではなくWBでの出場。システムは両チーム同じく3-4-3の布陣でミラーでの対戦となった。
1点が大切になりそうなこのゲーム、まずはゴールシーンからどうぞ。

ゴールシーン

ボールを保持し、ゴール前までは持っていけるものの決定機を作れず、前半が終わろうとしていた43分に待望のゴールが生まれる。
中盤のカンテからのパスを相手DFを背負いながらヴェルナーが受け、自ら運んだ後にプリシックを経由し、左サイドに展開。チルウェルがグラウンダーで折り返すと中で待っていたヴェルナーが合わせ、貴重な先制点を決めた。ニアサイドに逆サイドのアスピリクエタが走り込んだことでヴェルナーがフリーの状況を作れたこのゴール。ヴェルナーの背負いながらのドリブル、正確なクロス、囮の走り込みと連携が噛み合った綺麗なゴールであった。
Embed from Getty Images
最近はアシストで貢献していたヴェルナーだがやはりストライカーとしてはゴールが欲しかった。そんなヴェルナーにゴールが生まれたことは、試合得点不足が話題に上がることの多いチェルシーにとっては良いきっかけになるだろう。

試合総括

まずはCL権争いを繰り広げているライバルとの直接対決に勝利し、単独4位になったことを素直に喜びたい。選手をうまくローテーションすることを例年以上に求められている今シーズンは、下位のチームからの取りこぼしも少なくなくいつも以上に4位以内が困難な状況にある。そんな中シーズンの終盤にあるライバルチームから獲得した勝ち点3は大きな意味をもたらしている。

ミラーゲームであったこともあり、なかなかチャンスが作れない試合ではあったが1-0で勝ち切れたところから監督の目指すサッカーが何かを理解し、体現できていたのではないだろうか。

そんな中今節はマウントが大きく輝く、いやもう一段階上のレベルを目指している、そんな姿を見れたのでないだろうか。
これまでも安定したプレーを披露し今やチェルシーには欠かせないプレーヤになっているマウントだが、今節は今まで以上にシュートを狙っていたように見えた。
この姿勢が今後のチェルシーの得点機会の増加に繋がると確信している。シュートレンジが広い選手が少ないチェルシーにとってミドルシュートを狙える選手は貴重だ。
ミドルシュートが直接決まるのが一番理想ではあるが、決まらなかったとしてもチームには様々な効果をもたらすことができる。
Embed from Getty Images
ミドルシュートを打つことでキーパーはキャッチよりも弾く形でシュートをセーブする回数が増える。弾く形でのシュートはFWの元にボールがこぼれ易く、こぼれ球を拾えると大きなチャンスに繋げることができる。
この試合でも、決めることはできなかったがこぼれ球にヴェルナーが反応し後一歩でゴールというシーンがあった。少し泥臭いが逆にこの泥臭さが今のチェルシーに少し不足している部分なのかもしれない。
もう一つは、早い段階でマーカーはマウントに寄せる必要が出てくることだ。早い段階でマウントに寄せることを意識すると、自然と周りに少しギャップが生まれる。その空いたスペースを埋めるために最終ラインのDFがカバーしにくると、最終ラインにわずかにギャップが生じる。
このようにマウントへの寄せが原因で最終ラインにギャップが生まれる回数が増えてくるのだ。
チェルシーの前線には、プリシック、ヴェルナーと空いたスペースに走り込む形を好む選手がいることから最終ラインにギャップができる影響は大きいであろう。
今後の活躍が非常に楽しみな選手だ。

そのスペースに走り込む形を好むヴェルナーだが、最近体をうまく使えるようになってきたように映っている。先制点を記録したシーンもだが、この試合中時折相手DFに体を預けボールを隠すような形でドリブルやパスを試みている。
Embed from Getty Images
今までは抜け出す前に潰されたり、ヘディングで競り合って負けたりとフィジカル面でかなり苦労していたようだが、ようやくプレミアリーグにも慣れてきて少しプレイスタイルに幅が出てきたように感じている。
CL,PL,FAカップと3つのコンペティションをタイトなスケジュールで戦っていく上でエースの活躍は必須である。残り試合は少ないがここからゴールを量産して欲しいものだ。

最後に

次回はCL準決勝1stLegレアルマドリード戦。
シーズン後半につれて調子をぐんぐん上げてきている上に、
アザールが復帰間近との報道も出ており、厳しい試合になることは間違いないであろう。
今は怪我人を最小限に留め、ベストメンバーで挑み1stLeg勝利を期待しましょう。
久しぶりのBest4楽しみですね!!
Best4でスペイン勢を撃破。。良い流れ!!
(CL優勝シーズンもBest4でスペイン勢を撃破しました。笑)

 

あ、今日はエイブラハム出ましたね!!!
ヘディング決めるよ。。
Embed from Getty Images

コメント

タイトルとURLをコピーしました