ChampionsLeague 準々決勝2ndLeg

Champions League

チェルシー 0:1ポルト
得点者:タルミ(45+4分)

1点差の負け以上でベスト4が決定するこの試合。直近のリーグ戦で調子を上げてきたハヴァーツが先発出場。この試合もフォルス9の形で少し低い位置から組み立てる形になると予想される。
前掛りに攻めてくるポルトの攻撃をいかに凌ぎ、少なくなるであろうチャンスを確実に決めきるかがこの試合のポイントになるだろう。

では試合総括です!

試合総括

試合前の予想通り、ポルトの攻撃の時間が全体的に多い試合であった。
前半にお互いシュートまで持っていくシーンはあったものの、得点は生まれなかった。
チアゴ・シウバを軸に前半は効率的にブロックを形成し、うまく対応できたと思う。
1点での負けまで許されるチェルシーは前半を無失点に抑えたことで、後半も同じプランで堅実に守っていくゲームプランを崩す必要がなくなり、突破がより近づいた。

一方のポルトは後半に選手を一気に3人交代させるなど、積極的に試合の流れを変えようとし更に前掛りに攻め込んできた。しかし、守れば突破の状況で大きく前に出ないチェルシーにとってそこまで驚異になることはなく、後半のアディショナルタイムにスーパーゴールを決められたものの最低条件の0-1で試合を終えることができた。

久しぶりのベスト4進出となり、準決勝の相手はレアルマドリードorリバプールとなる。
対戦相手が決まれば、少しベスト4の試合の予想を書きたいと思うのでここでは次の相手に関しては触れないが、このままの勢いで優勝目指して突き進んで欲しい。

この試合ではトゥヘル体制になってから大きく変わった守備力が存分に発揮されることとなった。
コンテ時代と似ており、3-4-3の布陣で高い位置でブロックを形成しショートカウンターor中盤からの早いパス交換での突破を基本スタイルとしている。
守れば勝ちの状況で守りきれなかった試合が多かったチェルシーがここまで守備に強くなったのは、リースジェームズの位置取りがポイントだと感じている。
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攻め上がる際には力強く前線に上がっていき正確なクロスを入れることができる、攻撃センスの高いジェームズだが、トゥヘル以前は位置が高すぎた印象だ。
実際にアシスト数が3-4-3になってから減っている。
以前までは深い位置まで上がった際に後ろのスペースが空いてしまい、CBが吊り出されている場面が多かった。
3-4-3ではジェームズが上がった際は、ボランチと3CBの右が2枚で裏のスペースを消す動きになるため、ジェームズの後ろにスペースが出来にくい。
そもそも4バック時に右SBが上がったことで出来てしまうスペースと
WBが上がったことで出来た後ろのスペースをCBが消すのとでは後者の方が守りやすいはずだ。
(逆サイドのWBを落とすことで変則的に4バックを成形できるからだ)
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当然守備の場面では持ち前のフィジカルを生かし、相手フォワードを自由にさせないディフェンス力も素晴らしい。
実際このポジションは正当な競争相手がいないほどだ。
(いないのが良いのかはさておき)

この試合で唯一疑問が残る場面として選手交代の遅さだ。
週末にFAカップ、その後も上位との対戦を残しているリーグ戦と落とせない試合が続く状況なのに主力選手を休ませることをせず、交代カードを余らせることとなった。
試合の流れや、コンパクトさを変えたくなかた気持ちもあってのことだろうとは思うものの、勝利がほぼ確実になったタイミングでカンテ、プリシックなど怪我明けの選手やマウント、ジェームズなど出場時間が長くなっており替えの効かない選手などを中心に、選手を入れ替え5分でも良いので選手を休ませ、怪我のリスクを回避して欲しい。
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最後に

この試合は守備が上手くなったことが印象に残る試合だったので、少し内容が少なくなってますが楽しんでいただければなと思います。
時差の中での試合観戦だったのでアドレナリンが切れてきて眠たい方も多いと思いますが一日頑張りましょう。
次回はCL準決勝特集を書きたいと思いますのでよろしくお願いします!

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